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化学療法の末に必要不可欠な医療用ウィッグ

がんの宣告を受け、事実を受け入れられようが、それが出来ないままであろうが、その時から治療が始まります。
手術をしてからも尚治療が続くことも多いでしょう。
その中でも体も心も辛いのは化学療法ではないでしょうか。
先行するイメージがあることでしょう。
強い吐き気・髪が抜ける。
それがまず浮かぶのではないでしょうか。
必ず治ることを信じてはいるものの、副作用との闘いが始まります。
もちろん全ての薬の副作用が同じではありませんが、多くの抗がん剤は頭髪だけではなく、体中の髪を奪っていきます。
特に長い髪が自慢だった女性にとっては耐え難い苦痛になるのです。
横になり、起き上がったときの枕元には信じられないほどの抜けた髪が落ちています。
コロコロのローラーで看護師さんたちがベッドの周りを掃除してくれます。
でも、すぐにいっぱい広がる自分の髪が落ちている様子に呆然とするしかないのです。
それだけではありません、手ぐしに着く髪の束、鏡を見た時に眉毛が落ちていく様子がわかるのです。


同室者も同じ経験をしています。
中にはすでに全身の毛が抜け落ちている人もいます。
同じ病気で、同じ女性で苦しいみも分かち合い、共にがんと闘っていくうちに打ち解けていくこともあります。
逆に自分の行く末を案じ心を閉ざすこともあります。
病室では化粧もできず、素のままの自分になります。
体も思うように動かず、強い倦怠感も続く中で、多くの患者は簡易的な帽子やバンダナで頭を覆っています。
医療用の肌に優しい帽子も病院の売店で見受けることがありますが、中には手作りの帽子で気持ちを上げている人もいます。
しかし、それは治療の場であり、同様の境遇の人々の中で過ごすからであり、一歩病院の外に行くことになるとまた変わります。
治療がある程度落ち着き、今後は通院で治療が続くことが決まると、皆ウィッグの必要性を感じ始めます。
現在では多くの化学療法が通院で行うことができます。
治療が続く限りは髪は元には戻りません。
治療が終われば元に戻ると言われても、実際に髪のない姿で私服に着替え、外を歩くことに対して強い抵抗を感じます。
多くの施設では、化学療法を行っている場で、医療用ウィッグの展示や案内が置いてあります。
実際に手に取り見ることもできます。
定期的に業者さんがきて、相談にのってくれることもあります。
もちろん、常日頃よりそばにいる看護師さんも色々な情報を持っていて相談できるはずです。
もしかしたら、先に治療を終えている患者さんからも実際の使い心地などを聞けるかもしれません。
患者会も各地で開催されていますし、少し心にゆとりが持てるようになったら、そういった場所へ足を運ぶのも良いかもしれせん。


最近ではヘアドネーションと言う言葉もよく耳にします。
病気で髪を失った子供たちのためへの援助で、もらった髪でウィッグを作るそうです。
長い髪が好きで伸ばしているだけではなく、伸ばした髪が悲しい思いをしている人のためになるのならと願いを込めて髪の手入れを行っているのでしょう。
髪は切ってもまた伸びてくるため、寄付する側の負担も少なくて済みます。
メディアに取り上げられる回数が増えたことで、小学生の間でもヘアドネーションを知っている子が増えているようです。
子供でもできるボランティアということで、頑張って伸ばしているという話も聞きます。
乳がんの治療を経て、仕事復帰した女性が言っていました。
少し髪質は変わったけど、やっとしばれるようになった。
キレイに伸ばして、自分もヘアドネーションに参加できたらいいなと考えていると。
少しでも多くの医療用ウィッグができることを願います。

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